27:1[saga]
2018/06/28(木) 14:06:32.47 ID:6AUUn40c0
「お姉ちゃん、まだ、名前を聞いてなかったよ」
本当の別れのとき、少年はふと思い出して少女に訊いた。
「そうだったわね。艦娘だってばれちゃったわけだし、
ごまかす必要もないわね。
私の名前はね、叢雲、よ」
「むらくも、お姉ちゃん…」
少年は刻み込むように、その名を呟いた。
「あんたの名前も、聞いてなかったんだけど?」
少女、叢雲が言う。
「僕の名前はね―――」
40Res/17.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20