勇者「休暇?」女神「異世界転生しすぎです、勇者さま」
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408: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 01:41:53.29 ID:9OC/ch8I0
次の瞬間には私は走り出していた。頭で考えたというよりは脊髄反射的で、本能的にあれが脅威だと直感したのだろう。

逃げる先は山の中以外になかった。足下が悪く何度もつまずきそうになるも、幸運にも転ぶことはなく上へ上へと登る。

「な、なに……? 何なの……? 一体何が……」

遅れて頭が理解したのか、今になって自分の手が震えてきた。怖い、怖い、怖い。

「はぁっ……、はぁっ……」

さっきまで痛くて仕方なかった肺は、最早その域を超えて感覚がなくなりつつある。

「だ、誰か……助け……っ」

地の底から響いてくるような轟音に、背中を突き飛ばされた。

宙を舞う感覚。

そして衝撃。

「きゃあっ!?」


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