勇者「休暇?」女神「異世界転生しすぎです、勇者さま」
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315: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 00:30:20.46 ID:9OC/ch8I0
それから俺が見せられたのは、魔物という存在と、それと戦う人々の姿だった。

??『あなたに、これらの世界を救ってもらいたいのです』

少年『どうして、俺が?』

??『あなたには天性の勇者としての素質があるからです』

少年『そんなもの、俺には……』

??『あります。つい先程証明してもらったばかりですよ』

??『この世界では魔法はほとんど使えません。簡単な、例えば火を起こす魔法だって、不可能です』

??『しかし、そんな世界であなたは上級魔法である、結界魔法を使った。これは普通ではありません。むしろ異常、超常的です』

少年『…………』

??『あなたのステータス、能力値が私には見えますが、どれも底なしです。きっとどんな魔王が相手だろうと、あなたならたくさんの世界を救えることでしょう』

その人の言っていることは、ほとんど理解できなかった。けれど、ただ一つだけわかったことは――。

少年『俺が、世界を……?』

少年『この人たちを、助けられる……?』

??『ええ』


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