勇者「休暇?」女神「異世界転生しすぎです、勇者さま」
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311: ◆Rr2eGqX0mVTq[saga]
2018/08/01(水) 00:28:19.85 ID:9OC/ch8I0
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次に意識が覚醒した時、俺は宙に浮いていた。妙に身体が軽い、まるでなくなってしまったかのように。

??『気がつきましたか?』

声がした。

鈴を鳴らしたような、透き通っていて綺麗な声だった。

少年『あ、あれ……? 俺は……? てか落ち……っ、ない?』

??『よくあんな上級魔法を使えましたね。こんな魔力の薄い世界で、魔法の知識もゼロのあなたに』

少年『魔法……? えっ……?』

そこでようやく自分が気を失う寸前のことを思い出し、飛び上がった。

少年『あ、あの火は!? 俺は、彼女はどうなったんだ!?』

辺りを見渡すと、自分がついさっきいた山の少し上の方で浮いているのだとわかった。

少年『あれ……? 火は?』

??『覚えていないのですか? あなたが消したんですよ?』


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