82:以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI[saga]
2018/07/02(月) 20:46:26.57 ID:wMmqL8230
――四軒茶屋・路地裏 ルブラン
顔を見せておこうと思いルブランの前まで向かう。
夕飯時だからか、すれ違う人は少なく、あちこちから様々な料理の香りが食欲を刺激する。
すっかり歩きなれた路地裏を進み、ルブランの看板の前で立ち止まる。
表札は『OPEN』になっており、まだ営業しているようだ。
店内を覗いてみると、日曜の夜だからか少し混雑しているのが伺える。
『そういえば明智って最近見かけないよな』
『あー、言われてみれば。怪盗団の話も聞かなくなったし』
『獅童の一件でそれどころじゃなかったってのもあるけど』
『明智くんカッコ良かったのになー。探偵引退しちゃったのかな』
『おいおい彼氏の眼の前で別の男を褒めるのかよ…』
『なによ、アンタだってこのまえ「りせちーマジかわいい!」 とか言ってたくせに』
『うぐっ』
惣治郎『おいおいお二人さん、喧嘩ならよそでやってくれ』
『す、すんません』
『ごめんなさい』
『……おあいこだからね?』
『……悪かった。マスター、お代ここ置いときますね』
『ごちそうさまでした』
惣治郎『はいよ。毎度あり』
カップルはバツが悪そうな顔をお互い浮かべながらルブランを後にした。
惣治郎『…ったく、メシ食う時くらい仲良くしとけよなっての。――ん?』
カップルが座っていた席の片付けをしていた惣治郎がこちらに振り向いた。
惣治郎『……』
惣治郎は一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐにいつもの目つきに戻る。
そして顎で店内に入るように促してきた。
断る理由もないので、扉を開けて店内へ足を運ぶ。
惣治郎「いらっしゃい」
蓮「カレーでももらおうか」
惣治郎「相変わらず生意気なようでなによりだ」
惣治郎「だが生憎だったな、カレーは今日は売切れだ。頼むなら別のもん頼んでくれ」
蓮「ならコーヒーを」
惣治郎「あいよ。この前の約束通り、1杯くらいは奢ってやるからお代はいらねぇからな?」
惣治郎お手製のコーヒーをごちそうになった。
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