150:以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI[saga]
2018/07/12(木) 08:04:21.89 ID:brXFMkx40
――洸星高校・校門前
「聞いたか?三年に転校生が来るらしいぜ」
「マジで? 新学期早々?」
「喜多川くんの絵、また入選したんだって!」
「今度上野の美術館に展示されるらしいよ」
「東郷さん棋戦で連勝伸ばしてるみたいだぜ」
「八百長姫って呼ばれたのが嘘みたいだな、なんか吹っ切れたのかね」
双葉「みんな噂話好きだなー。というかオイナリはウチの高校で評判が良いらしくてビックリした」
蓮「祐介は黙っていれば好青年だからな」
双葉「それな。まあ中身は色々とぶっ飛んでるけどね。じゃがりこジャンキーの腹ペコ芸術家」
祐介「俺を呼んだか?」
双葉「おわッ!? び、ビックリしたなぁもう! 急に会話に割り込むのヤメレ!」
祐介「む、すまん」
蓮「おはよう祐介」
祐介「ああ、おはよう蓮。今日も清々しい朝だな」
双葉「心臓に悪い…」
三人で雑談を交えながら校門を抜け、昇降口へと向かう。
祐介「では俺はこれから部活の朝練なので失礼する」
双葉「美術部で朝練とかあるのな」
祐介「朝の方が絵の構想を練るのに適しているからな。放課後はその練った構想を仕上げる時間に過ぎない」
双葉「ふーん。よくわからん」
祐介「まあ実際に芸術に触れなければこの感覚はわからんだろうな」
そう言い残し、祐介は美術室のある技術棟へ歩いて行った。
双葉「部活なー。集団行動苦手だから入る気しないけど、やっぱ学生ならどこか入部した方がいいのかな」
双葉「蓮はどう思う?」
安価 ↓3 なんと答えようか?
1 「同年代と交友を深めるのは大事だ」
2 「なら一緒にどこかの部活動に入るか?」
3 「無理に入る必要はないと思う」
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