キョン「Detroit: Become Human?」長門「……一緒にプレイして欲しい」
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8:名無しNIPPER[sage]
2018/06/23(土) 21:16:46.58 ID:J6h1DmE80
キョン「なるほど、選択肢が肝なんだな」

長門「……そう」

ゲームを進めていくと、選択肢にぶつかった。
内容はどれも、人の心理を探るものばかり。
簡単にゲーム内容について解説すると、長門が説明した通り、人とアンドロイドの関係性がメインテーマとなっており、プレイヤーはアンドロイドを操り、その目線から人と接する。
その関わりの中で、選択肢が表示され、口にする内容や行動を選んでいくスタイルだ。

選択を誤ると、悪い結果に繋がる。
故に、慎重に選んでいく必要がある。
しかもこれといった正解があるわけでもない。
詰まる所、直感で選択せざるを得ない。
この辺りが、恐らく、長門にとっては苦手なのだろう。なんとなく、そんな感じがする。

そしてなんとなく、選択肢を選ぶ。

キョン「ま、こんなとこか」

長門「……どうしてそれを選んだの?」

キョン「なんとなくだよ」

なんとなく、とは便利な言葉だ。
結局のところ、適当であり、当てずっぽうだ。
その根拠は直感でしかなく、ただの勘である。
明確な理論や裏付けなどもちろん存在しない。
それが長門にとってはどうにも不可解らしい。

長門「……詳しく教えて」

キョン「無理だ」

長門「……どうして?」

キョン「俺にもわからないからだ」

自分自身にも何故その選択肢を選んだのか、理解出来ない。もちろん、説明しようと思えば出来るのだろうが、それはきっとデタラメだ。

こうした直感で選んでいくゲームには、プレイヤーの人生経験や価値観、人格が反映される。
それに対して尤もらしい理由付けをする輩は小泉を始めとして総じて性格が悪い為、必ず落とし穴に嵌る。
この手のゲームにつきものの、ジレンマだ。
理論とは真逆の結果が生じる場合も多々ある。

論理的な思考では感情は解き明かせないのだ。


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