キョン「Detroit: Become Human?」長門「……一緒にプレイして欲しい」
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5:名無しNIPPER[sage]
2018/06/23(土) 21:07:39.73 ID:J6h1DmE80
キョン「それは構わないが、このゲームを動かす為のゲーム機本体は持っているのか?」

長門「……用意した」

承諾しながらも疑問を口にする。
長門の部屋は殺風景で、ゲーム機はおろか、テレビすら見当たらない。何もないのだ。
しかし、その辺りは流石に抜かりはないようで、長門は隣の部屋から大型液晶テレビとゲーム機本体を抱えてきた。本当に用意がいい。

キョン「じゃあ、やってみるか」

長門「……今、準備する」

そそくさとコンセントに電源を繋ぐ長門を眺めていると、なんだかおかしな気分になる。
なにせ、大事そうに抱えているのはゲームだ。

キョン「それにしても、意外だな」

長門「……何が?」

キョン「いや、お前がゲームなんてさ」

長門「……コンピュータ研究部の部長に勧められた」

ははあん、道理で。
コンピュータ研究部とは、我がSOS団の隣に部室を構える気の毒な研究部であり、パソコン好きの長門はよくそこに通っていた。
どうやらそこでこのゲームと出会ったらしい。
つまり、うちの長門を誑かしたのは、その研究部の部長というわけだ。全く、余計な真似を。


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