キョン「Detroit: Become Human?」長門「……一緒にプレイして欲しい」
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19:名無しNIPPER[sage]
2018/06/23(土) 21:51:38.38 ID:J6h1DmE80
誰だって、おかしくなるだろう。
男子高校生はもとより、一部の女子高生や大学生。分別のつく筈の大人だって、狂う筈だ。

正面から密着する長門の身体はとても柔らかく、抱き返すにしても力加減を間違えば壊れてしまいそうで、危うさを感じさせる感触だ。
それに互いの股間の位置が非常に不味い。
このまま全裸になればうっかりストライクだ。
もちろん衣服は着用しているが、長門が大股を広げで俺の腰にまとわりついていることには変わりなく、学校指定のスカートの裾が卑猥だ。

そろそろ、ヤバイ。限界である。

長門「……リラックスして」

できるか。不可能だ。

長門「……いい匂いがする」

それはこっちの台詞だっての。

長門「……こうしていると、落ち着く」

俺の記憶に間違いがなければ、こちらの疲れを長門が取り去ってくれる筈なのだが。
完全に趣旨を忘れているらしい。参ったな。

それでも、不思議なもので、こうも安心した様子で身を委ねられ、挙句の果てに落ち着くとまで言われると、なんだかそんな気もしてきた。

妹をあやしてやった過去の記憶が蘇る。
そうだ、長門は妹2号だ。そう思うことにする。
それならば劣情を催す心配はない。妹だから。

そのような自己暗示で冷静さを取り戻した俺は、感触に気を取られぬように、ゲームの続行を自ら申し入れることにした。それが最善だ。

キョン「続きをやっても構わないか?」

長門「……あなたの好きなようにして」

だから、誤解を招く言動は謹んでくれよ。
やれやれとは口にせず、俺はせめてもの意思表示として嘆息を漏らし、その吐息が耳元にかかってくすぐったそうにした長門を見て密かに溜飲を下げつつ、ゲームの攻略を再開した。


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