八幡「もし俺が鶴見家の長男に生まれたら」
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6:佐藤勇太[saga]
2018/06/23(土) 14:24:20.42 ID:UgX2svaS0
新たに春休みに入り、執行猶予中の由比ヶ浜結衣は保護観察官に一定の期間がたつと報告しなければならないので報告していた。その内容の一つに部活動の報告があり、由比ヶ浜結衣がその部活で更正出来るのか確認する為に学校に確認した所、ボランティア部はあるが奉仕部は無いとの返答があった為に保護観察官は由比ヶ浜結衣と共に総武高校を訪ねた。


総武高校に到着して、案内されて応接室に案内された。室内に入ると男性一人と女性二人がそこにはいた。


「お時間を作って頂きありがとうございます。由比ヶ浜結衣さんの保護観察担当の木村です。お電話でも言った通り、執行猶予中なので定期的に私に報告があるのですが、その中に奉仕部とやらの報告がありました。確認したら、ボランティア部はあるけど、奉仕部は無いとの事ですが、どうなっているのでしょうか?」


私は訪問理由と、自己紹介を兼ねて挨拶をした。

「私は副校長の鶴見です。まずは此方をご覧下さい。」

鶴見先生から書類を渡されたので目を通した。

ボランティア部についての書類だった。


「この部なら更正させる為の活動として問題ありませんね。部員が20人以上いますし、何よりボランティア実績がある。」

「ありがとうございます。ボランティア部顧問の柳川です。これまで地域住民と共にボランティア活動を通じて、ボランティア精神を培ってきました。由比ヶ浜結衣さんも此方に入部して貰えれば更正させられると思います。」

柳川先生の説明にわたしは納得した。

「次は奉仕部についての説明をお願いしたい。」

私がそういうと鶴見先生が説明してくれた。


「奉仕部についてですが、隣にいる平塚先生が非公式な部を作ったものだと判明しました。

そもそも部員が由比ヶ浜さん1人だけです。部として成り立っていません。平塚先生には減給3ヶ月10%の処分にしました。これは提案ですが、由比ヶ浜さんの更正プログラムの一貫にボランティア部を通じてボランティア精神を培なうのはどうでしょうか?」


「宜しくお願いします。更正プログラムに是非とも加えさせて頂きます。私はこれで帰りますが、由比ヶ浜さんをおいていくのでボランティア部入部の手続きお願いします。」

私はそういうと退席した。


「平塚先生。由比ヶ浜結衣さんは、執行猶予中で保護観察官がついて更正プログラムを作らなければならないのに人数も実績も無い部活で認められる訳がありません。部員を二人集めて生徒会に申請して下さい。奉仕同好会として認めます。くれぐれも作りたいがために強制入部させたら問答無用で懲戒免職処分にしますのでお願いしますね。」


鶴見副校長はそう言って柳川先生と由比ヶ浜結衣と共に部屋をあとにした。


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