17:佐藤勇太[saga]
2018/06/23(土) 14:31:30.61 ID:UgX2svaS0
二日目の合同オリエンテーリングの時間になり陽乃が葉山に近付いた。
「隼人。相変わらず皆仲良くするつもりだろうけど警告しに来たよ。」
「陽乃さん。何の事だい。」
「先に言っておくけど虐められている娘はあの霧島財閥の会長の娘だよ。下手に手を出して悪化したらあんたのお父さんもただでは済まないし戸部と三浦の二人もただでは済まないよ。
そして無視されているのは鶴見先生の娘だから此方も手を出して悪化したらあんた達は退学も覚悟する事だね。向こうを見てみなよ。AからBに移動するなら必ず警備員室の前を通過しなければならないのとAとB両方の入口には監視カメラがあるから移動は不可能だと言っておくよ。」
「そんな嘘を付かなくてもいいじゃないか。陽乃さん。」
「別にそう思っても構わないよ。捕まって君達が破滅するだけの話だから。」
陽乃はそう言って葉山の元から去って行った。
二日目の予定も消化して、夜になったら代表して俺と留美と翔子ちゃんに陽乃、母ちゃんに総武中と総武小の両校長と学年主任と担任に苛めている生徒とその保護者と翔子ちゃんのお父さんが集まっていた。
「鶴見先生から連絡が来て驚いたぞまさか娘の翔子が虐められているとは全く驚きましたぞ。」
「うちの娘が何をしたと言うんだ。」
「先に何があったのか説明します。霧島翔子ちゃんが虐められて彼女と一緒にいる鶴見留美が無視されていました。否定しても構いませんが娘さんが認めて謝罪させた方が貴方達も娘さんもそちらの方が良い結果になると思います。」
「どういうわけでそんな事を言うんだ。」
一人の親御さんがそう言った。
「簡単な話です。霧島翔子ちゃんがあの霧島財閥の会長の娘だからです。否定しても構いませんが会長の印象が悪くなるだけでしょう。貴方達の職場がどういう報復受けても知りませんよ。
鶴見留美は総武高校副校長の私の娘ですので高校は勿論中学受験もどうなっても知りませんよ。私の右にいるのも総武中の校長です。」
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