八幡「もし俺が鶴見家の長男に生まれたら」
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15:佐藤勇太[saga]
2018/06/23(土) 14:29:11.46 ID:UgX2svaS0
千葉村での一日が終わり、小学生もお休みとなり皆で話していた。

「それより皆。昼間一人の女の子が苛められていたのは気付いていたかい。」


葉山くんがそう言ったときに私は遥に目線を送ると遥は携帯電話の録音機能をオンにした。

私と遥は最初は葉山くんの口車に乗って部活に入ったが、うちらは部活動妨害をする三浦を好きになれないし、他のグループメンバーはクラスではっきりとするなと言ったのに葉山くんのみ言わずに三浦を慰めている所を見て既に恋からうちは覚めているのだ。


「ああ。苛められている子の事だべ。確かにいたっしょ。」

「ああ。いたね。」

葉山グループの二人が葉山くんをもり立てた。

「平塚先生。俺はこの問題を何とかしたいんですが…。」


「相模君。葉山君はこう言っているけどどうするのかね?」

「うちと遥は関わるのは反対します。仮に動いて更に悪化したら責任が取れるのですか?葉山くんは責任は取れるのですか?下手すると訴えられて退学だけでは済みませんよ。うちたちを巻き込まないで下さい。やるのなら自己責任でお願いします。」

「遥です。平塚先生も引率として責任が発生しますよ。寧ろ葉山くんに釘を指さないとどうなっても知りませんよ。首になりたいなら構いませんが…。」


「うむ。今回は奉仕同好会としてはこの件は関与しない。葉山君。今回は諦めたまえ。もし君達3人がするとしても自己責任になることはあらかじめ明言しておくぞ…。良いな。」

「分かりました。俺はこの問題を何とかしたい。皆仲良く出来る筈だから…。」

三浦と戸部も葉山くんに賛同した。


「わしはそろそろ寝るがどうするかね?」

「うちと遥はそろそろ休みます。」

「俺達はもう少し話してから休みます。」

録音を止めてから立ち上がりうちと遥と平塚先生とコテージに向かった。


「遥。これはあの葉山グループが問題を起こすかも知れない。録音したデータと事情を書いて生徒会とのLINEのグループに送って指示を仰いで貰えるかな。うち達が責任に巻き込まれる事はうちらは避けたい。」

「そうだね。雪乃さんの話だと皆仲良くで被害者と加害者を話し合わせようとして確実に悪化させるのは目に見えているしね。送っておくね。」

遥がLINEを生徒会グループに送るために作業しているうちにあのときの事を考えていた。


奉仕同好会に入った直後に生徒会メンバーと鶴見副校長先生から、葉山がこれまでしてきた事やうちのグループだった結衣がしていた事を教えてもらえた事をうちと遥は感謝をしていた。何か問題が起きそうなら教えてほしいと頼まれていたのだ。

うちと遥は葉山によって騙される前に本性を知れて良かったと思っている。普段の葉山には前と同じ態度で演技をしている。怪しいと思われない為にだ。


遥がLINEを送ったのか続々と返答が返って来ていた。

「やはり雪乃さんはする可能性が極めて高い。小学生の時から何も変わってないのね。だって…。」

「遥…。鶴見副校長からもし実際に起きたら問答無用で葉山達を退学処分にします。だって」

「八幡くんから葉山が何か言ったら即座に録音を開始した方が良い。万が一の時の証拠になるからだって…。」

「遥。そうだね。うち達が巻き込まれないように行動しないとね。」

「最後に陽乃さんが明日の合同でオリエンテーリングの時に葉山に釘を指してくれるって。これは正直に助かるね。陽乃さんにお願いしますと返事を返したよ。」

うちは遥の言葉に頷いた。そしてうちと遥は眠りについた。




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