19: ◆u2ReYOnfZaUs
2018/06/22(金) 21:58:42.45 ID:wWXdAL2J0
「私のプロデューサーさんは?」
ろくな挨拶もせずに、私は常務に尋ねた。
常務は表情をかえずに、背筋が凍るような、ひややかな声で言った。
「プロデューサーでなくなった男のことは、私は把握していない」
「嘘」
「何故、私が君に嘘をつかねばならない?」
私はすぐに理解した。
彼女はくだらない嘘で人をからかったりしない代わりに、絶対的な事実と合理性で相手を叩きのめすタイプのひとだって。
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