62: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/22(金) 01:53:37.33 ID:eyDuHFgv0
「うん、できたっ♪」
編み物が仕上がった。
純白の、シルク100%のストールだった。
「風通しがいいから、夏にも使えますよぉ。首に巻くと日焼け防止になるんです」
「なるほど便利。じゃなくて、えっ、ここどこ?」
まゆは立ち上がり、俺の首にそっとストールを巻いて、耳元に口を寄せた。
「まゆのまゆ、です♡」
ハハハこやつめ。楓さんの薫陶を受けたのかな?
……ってダジャレじゃなくて、繭? なに繭って?
「うふふっ。まゆ、どうしてもあなたと二人っきりになりたくて。
もう少しみんなといるのもいいかなって思いましたけど……時間が無い気がして」
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