53: ◆KWjQNDTan2[saga]
2018/06/21(木) 21:58:58.37 ID:hmzCQAze0
あなた(その言葉に少し胸が熱くなった気がした)
あなた(ニュアンスは違うかもしれないが、似てるということは、きっと宇田川先輩に近づけているということだ)
あなた(あの人に憧れを抱いてからもう半年近く経つ)
あなた(偶然、思いがけない形で宇田川先輩に知り合えたことが嬉しい)
あなた(そして、こうして自分を磨こうと思ってやっていることも少しずつ実を結んでいるのかもしれない、と思えることが嬉しい)
あなた「燃えてきた……!」
つぐみ「え?」
あなた「羽沢先輩!」
つぐみ「は、はい?」
あなた「これからもよろしくお願いします! そして俺をビシバシしごいてください!」
つぐみ「あ、うん……よろしく……?」
あなた「ぃよーし、頑張るぞっ! それじゃあ先輩、今日はお先に失礼します!」
つぐみ「……車とかに気を付けて帰ってね?」
あなた「はい! お気遣いありがとうございます! それでは!」
あなた(やればやるだけ、きっと成果が出てくれる。成果が出なくたって、きっと何かしらの形で自分の力になってくれる)
あなた(今までにないくらいにそう強く思える気持ちが胸の奥底に芽生えて、いてもたってもいられない)
あなた(俺は羽沢珈琲店から自宅まで、その衝動のままに駆けて帰るのだった)
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