52: ◆KWjQNDTan2[saga]
2018/06/21(木) 21:51:44.55 ID:hmzCQAze0
つぐみ「短い時間だったけど、今日はお疲れさまでした」
あなた(今は従業員の控室に俺と羽沢先輩が2人。貸して頂いたエプロンをハンガーにかけ、帰り支度をしているところだった)
あなた「はい。ご指導ありがとうございました、羽沢先輩」
つぐみ「ううん。ウチのお父さんからバイトは初めてって聞いてたけど、飲み込みが早くて私も教えるのが楽しかったよ」
あなた(羽沢先輩も店長さんと同じように、しばらく俺と話しているうちに砕けた口調になっていた)
あなた(正直その方が助かる。年上の、それも女性の先輩に敬語で話されるのはどうにも落ち着かなかった)
あなた「いえいえ、それは先輩の教え方がいいからです!」
つぐみ「そ、そう? 先輩らしく振舞えてたなら良かった」
あなた「はい、完璧でした! ……あ、そうだ。それはそうと、先輩ってアフターグロウでキーボードを弾いてますよね?」
あなた(就業時間は終わった。なので、俺は朝から思っていたことを羽沢先輩に尋ねる)
つぐみ「あ、うん。私たちのバンド、知ってるんだ?」
あなた「はい! よくライブ、見に行ってますよ! みんな超カッコいいと思ってます!」
つぐみ「あ、あはは……なんかちょっと照れちゃうな」
あなた「特に宇田川先輩がカッコいいですよね! 初めて見た時からなんていうか、こう、すごく憧れてます!」
つぐみ「あー……君ってちょっと巴ちゃんに似てるもんね」
あなた「え、そうですか?」
つぐみ「うん。巴ちゃんが年下の男の子だったら、きっとこういう感じに近いんだろうなって思うよ」
あなた「…………」
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