50: ◆KWjQNDTan2[saga]
2018/06/21(木) 21:14:15.27 ID:hmzCQAze0
――日曜日 羽沢珈琲店――
あなた「本日はご指導のほど、よろしくお願いします!」
あなた(翌日の日曜日の朝)
あなた(店長さんに言われた通り開店前の喫茶店――いや、羽沢珈琲店にやってきた俺は、今日自分を指導してくれる方に対して頭を下げた)
羽沢つぐみ「はい、よろしくお願いしますね」
あなた(そう言って柔らかく微笑んだ、羽沢つぐみ先輩。店長さんに似た優しげな雰囲気をまとった女の子だ)
あなた(ついでに言えば、確かこの人もアフターグロウのメンバーだ。ステージの上でいつも一生懸命にキーボード弾いているような印象があった)
あなた(そのことを話そうかとも思ったが、今はバイト中だ)
あなた(そういう雑談はやることが終わってからするべきだろう)
つぐみ「早速なんですけど、今日は私たちがいつもやってることの流れを説明します」
つぐみ「分からないこととかがあればすぐに言ってくださいね?」
あなた「分かりました!」
つぐみ「はい。それじゃあ、まず厨房の方から説明しますね」
あなた「お願いします、羽沢先輩!」
つぐみ「……先輩、かぁ」
あなた「あれ? どうかしましたか、先輩?」
つぐみ「あ、ううん、なんでもないです」
あなた(羽沢先輩は少し照れたように笑うと、パタパタという軽い足音を残して厨房の方へ移動する)
あなた(俺もそのあとに続いていくのだった)
……………………
115Res/88.39 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20