49: ◆KWjQNDTan2[saga]
2018/06/21(木) 20:57:12.99 ID:hmzCQAze0
あなた(結果から言えば、練習した面接の内容はほとんど話さずに合格した)
あなた(喫茶店で顔を合わせた、優しい雰囲気をまとった店長さん。電話越しに聞いた声のイメージそのままの人だった)
あなた(店長さんからは『ハキハキした子は好感が持てるねぇ』という言葉を頂き、志望動機を話したあとは、ほとんど世間話のようなことを喋った)
あなた(そしてそのうちの7割ほどが一人娘の自慢だった)
あなた(俺が羽丘学園の新入生だと知ると、『いやぁ、僕の娘も羽丘に通っててね……』と始まり、気が付けば20分くらい経っていたと思う)
『ああ、もうこんな時間だ。それじゃあ、明日は時間あるかい? あれば、明日から早速来てもらいたいんだ。とは言っても、まずやるのは研修みたいなものなんだけどね』
あなた(自慢話が一区切りついたところで時計を見た店長さんは、そう言って柔らかく微笑んでいた)
あなた『はい、分かりました!』
あなた(俺はそれに二つ返事を返した)
あなた(事前に調べていたバイトの面接とはかなり違った流れだったが、その場所その場所によっていろいろなやり方があるんだろう)
あなた(ともかく、俺のバイトは順風満帆なスタートを切れたのだった)
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