47: ◆KWjQNDTan2[saga]
2018/06/21(木) 20:41:40.48 ID:hmzCQAze0
『君は元気がいいねぇ』
あなた(そうしているうちに段々とあちらの口調が砕けてくる。目上の人には畏まった口調でいられるよりも、そうして親しげに話してくれた方が良かった)
『それじゃあ面接をしたいんだけど……いつならウチに来れるかな?』
あなた「今すぐでも大丈夫です!」
『はは、本当かい? そうだね、じゃあ今日の14時くらいでどうかな?』
あなた「分かりました! その頃にお伺いします!」
『では、その時間でお願いします。ご来店、お待ちしております』
あなた「はい、失礼します!」
あなた(それから少しの空白。そして静かな通話の切れる音が聞こえてきた)
あなた「14時まで……あと4時間か」
あなた(時計を見て呟く)
あなた(あの喫茶店までは歩いて大体20分。多少の余裕をもって13時半に出ればいいだろう)
あなた「それまでの時間は……面接の練習だな!」
あなた(そう言えば志望動機もしっかりと考えていなかった)
あなた(出発の時間までスマートフォンに向き合い、俺は来たるべき面接に備えるのだった)
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