魔女(やったー!イケメン従者ゲット〜!)男「…」
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36:名無しNIPPER
2019/04/18(木) 20:49:21.04 ID:m8+9s7X5O
『魔女マリー実験室』

魔女「フフフ…あとは一日に煮込んで…」

こぽっ こぽっ ぐつぐつ 

魔女「私ってば…一気に魔女っぽいことし始めたじゃない…今のいままで詠唱短縮化とうのペンと紙での机上業務ばっかりだったのに…」ニヤニヤ

魔女(仲間たちの情報のもとに、このポーションは完成を見せている。私、流石だわ。薬学に対しても才を発揮してるわ)

ごぽっ

魔女「これで彼も私の虜…いえ永劫の愛奴隷…もしくはイケメンハイスペック従者、不死身爆誕の未来…」

魔女「フゥーハハハハハ! まさしくモノホンの愛よ! これぞ私が求めた究極の意義のあり方だわ…!!」


けれど、


魔女(最後の、ええ、最後の材料がまだ足りないの、わかってたことだけど、最初から知っていたことだけれど)

魔女「……そう」

魔女(彼の一部(髪でも良い)が足りない……っ!!)ズゥーン


魔女「だってだって、言い出しづらいじゃない! 髪が欲しいとか、引かれちゃったらイヤじゃない…!?」ブルブルブル


『先に湯浴みを浴びていいのよ?』

『有りえません。ご主人様を先んじて、我が身を清めるなど言語道断』


魔女「抜け毛攫おうものなら、そう仰っちゃうじゃない!? そこまで言われちゃうなら私も一番風呂浴びちゃうでしょっ!?」サメザメ

魔女(主人らしく、もっともらしく命令しちゃえば終わる話…でもしたくないのよ、だって、このポーションづくりの時点で既に反則級…)

グツグツ

魔女「……だって知らないもの、ニンゲンを、ましてや異性をかどわかす術なんて…あぁん…知らないわよもぉう…」カァァ

ピタリ

魔女「そうも言ってられないから魔女特性媚薬ポーション作ってるんでしょーがッ!!」ガンッ


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