6: ◆OtiAGlay2E
2018/06/17(日) 21:02:03.10 ID:WY8rOYY/0
ロマンチックな話はここまでにしておこうか。
7: ◆OtiAGlay2E
2018/06/17(日) 21:03:50.22 ID:WY8rOYY/0
無事に生まれたあの子はすくすくと育っていった。元気な女の子だった。そして私と家内の両方をしっかりと受け継いだ子だった。
気が付けばいつの間にか店の手伝いをするようになっていてね、店の常連さんの間のアイドルになっていたよ。
8: ◆OtiAGlay2E
2018/06/17(日) 21:05:15.23 ID:WY8rOYY/0
ところであの子も昔から料理が得意というわけではなかったんだよ。
意外だって?
9: ◆OtiAGlay2E
2018/06/17(日) 21:06:36.11 ID:WY8rOYY/0
だから私はとっておきの秘訣を教えてあげた。
なにかって?
簡単なことさ。「料理は愛情なんだ。誰かのことを思って作った料理は必ずおいしくなる」ってね。
10: ◆OtiAGlay2E
2018/06/17(日) 21:08:12.94 ID:WY8rOYY/0
あの人は前もこれを頼んでいたからこの料理を気に入ってくれたのかな。
11: ◆OtiAGlay2E
2018/06/17(日) 21:10:07.11 ID:WY8rOYY/0
それからあの子はいっそう料理に夢中になって腕をどんどん上げていった。
それも私に負けないくらいの腕を。
12: ◆OtiAGlay2E
2018/06/17(日) 21:11:56.15 ID:WY8rOYY/0
「料理は愛情なんです」だったか。
確かあの子の歌にそんな歌詞があったね。
13: ◆OtiAGlay2E
2018/06/17(日) 21:13:27.39 ID:WY8rOYY/0
おっと、もうこんな時間か。
最後に一つ――。
14: ◆OtiAGlay2E
2018/06/17(日) 21:15:36.07 ID:WY8rOYY/0
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15: ◆OtiAGlay2E
2018/06/17(日) 21:17:57.79 ID:WY8rOYY/0
『わっほーい!お疲れ様です!プロデューサーさん!』
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