31: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 21:51:11.19 ID:KEuP8EvK0
「じゃあやっぱりプロデューサーさんは、シラミを飼っていたんですね?」
「う〜ん、あんまり想像したくないけど」
「だから俺にも見せてって……ちょっ、君たち聞いてる?」
すっかり蚊帳の外にされてしまったプロデューサーがそう嘆くと、
星梨花はフンス! と気合を入れるように両手を構え、彼と響の顔を交互に見る。
そうして「でもこれでハッキリとしました! お二人とも、今すぐお風呂に入る準備をして下さい!」
「うぇっ!? 二人ともって自分もなのっ!?」と、狼狽える響に詰め寄る星梨花。
「もちろんです! シラミは一緒に住んでる人にも移るって、
ペットショップの店員さんから教えて貰いました」
「……な、何でペットショップ?」
言われた響が首を捻る。
一方で、星梨花はプロデューサーへと自信に満ちた顔を向け。
「それにわたし、ジュニオールのノミ取りが得意なんです。
だからシラミだってこんな風に、全部残らずやっつけちゃいますね!」
ポシェットからいそいそスマホを取り出すと、
例の洗面器画像を二人に突きつけ悲鳴を上げさせたのであった。
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