9: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/14(木) 22:38:28.99 ID:+BSudOYo0
「二人とも…分かった、じゃあ一緒にいくよ!」
「うん!」
「おう!」
風の動作を見よう見まねでスマートフォンの画面をタッチする友奈と樹。
その直後にスマートフォンから光が発せられ、三人は神樹を守る勇者の姿へと変身していたのだった。
「ここは私と樹で引き受ける。友奈は東郷を安全な場所まで運んでから、合流して」
「了解じゃあ!東郷、しっかり捕まってろよ!」
「えぇ!?ちょ、ちょっと友奈ちゃん!?」
友奈は東郷の車椅子をお姫さま抱っこで持ち上げると、そのままジャンプを繰り返し、500mほど離れた場所へと東郷を降ろした。
「ここで待ってるんじゃぞ、東郷。すぐ終わらせてくるからの!」
東郷を安心させるべく、ニカっと歯を見せて笑顔を見せると、友奈は戦いの場へと赴いていった。
東郷はそんな友奈の後ろ姿を、顔を赤らめながら見守るのだった。
「友奈ちゃん…」
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