75: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 21:23:33.53 ID:8SEhTK000
ラ=グースと対峙した友奈が、静かに、ゆっくりと口を開いた。
「いいか、ラ=グース…わしだって自分の日本国(シマウチ)で大量の人間を殺させるわけにはいかねえ!!
それだけはさせねぇ!!命を張ってでもさせねぇ…なぜなら!!
それが日本国(シマ)をあずかる首領(ドン)のつとめだからじゃあ!!」
(友奈ちゃん、かっこいい…!)
東郷は、友奈の漢気溢れる雄姿に感激し、惚れ直す。
だが、当のラ=グースは無反応で口から一つの球体を取り出した。
ラ=グースと比較すれば、それはゴマ粒よりもさらに小さいが、どうやら地球の数倍の体積のある惑星のようだ。
そして、その惑星を掌の上で爆発させ、跡形もなく消滅させた。
その直後、周囲に不気味な声が響き渡った。
「ふふふ…どうだ人間?私の力を思い知ったか?」
『あいつ、喋れたの!?』
声の主はラ=グースその人であった。驚愕する東郷に対し、友奈は微動だにしない。
そんな二人へと、ラ=グースは言葉を続ける。
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