【艦これ】猫のいる鎮守府【SS】
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5: ◆l5NGQUYYtQ
2018/06/14(木) 11:11:13.81 ID:MlWiPeWY0
≪美酒を求めて≫

ポーラ「ねえてーとくー、ポーラ、頼みがあるんですけどいいですか?」

提督「なんですか?」

ポーラ「この樽の上にのってくれませんか?ちょっとだけでいいんですけど〜」

提督「樽の上に?はあ、いいですけど」

ポーラ「わあ!ありがとうございます〜、ふふふ、これできっとおいしーいワインができます〜」

提督「どういうことですか?」

ポーラ「ドイツ艦たちが言ってました。なんでも、黒猫が乗った樽のワインはおいしいそうです!」

提督「へえ、そうなん…、ん?できます?」

ポーラ「ふへへ、どれくらい熟成させようかな〜、ポーラ、待ちきれませ〜ん」

提督「あの、ポーラさん」

ポーラ「ん〜?なんですかてーとくー、ポーラ、はやくワイン樽を移動させないと」

提督「そのワイン樽、どうしたんですか?」

ポーラ「えっ?これですか?えーっと、そのぅ…」

提督「確かこの国ではお酒はつくっちゃいけないはずです」

ポーラ「で、でも自分で飲む分には大丈夫っってちとせやじゅんよーが言ってました!」

提督「ワインは自分で飲む分でもつくっちゃだめです。捨ててください」

ポーラ「そ、そんなぁ、やです!」

提督「ザラを呼びますよ」

ポーラ「うっ、て、てーとくの鬼、悪魔!」

提督「黒猫です」



‐‐‐‐‐後日‐‐‐‐‐


ポーラ「ねえてーとくー、この樽にのってくれませんか?」

提督「また懲りずに貴女は、今度こそ本当にザラを…」

ポーラ「ふっふっふ〜、ポーラ、ちゃーんと勉強しました〜。うめーしゅなら、大丈夫だって聞いてますよ〜」

提督「まあ法律上OKでも最近貴女は飲みすぎだからダメなんですけどね、没収です」

ポーラ「なっ、なんでですかぁ、てーとくの鬼、悪魔ぁ!」

提督「残念ながら黒猫なんですよねえ」




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