40: ◆l5NGQUYYtQ[saga]
2018/06/26(火) 19:57:14.20 ID:ST6gx/en0
≪素直じゃない≫
満潮(あーもう、なんで今日に限って掃除当番なの!しかも大倉庫の!)
満潮(うぇ、なにこれ?ここなんか汚れすっごいじゃない!はぁ…)ゴシゴシ
提督「おそうじ頑張ってますか?」
満潮「ん、なに?見てのとおり、ぜんっぜん捗らないわ」
満潮「ていうかなに?私がサボってないか見張りにきたの?」
提督「え?違いますよ?がんばってる満潮に差し入れです」
満潮「ああ、なんかビニール袋咥えてたと思ったらそれ飲み物?まあ、一応もらっといてあげる」
提督「素直じゃないですね」
満潮「うるさい。…ねえちょっと、このペットボトル底がボロボロなんだけど」
提督「引きずりましたから」
満潮「引きずりましたから、じゃないから!もってきた差し入れがボロボロの飲み物ってあり得ないし!」
提督「でも飲めますよ?」
満潮「あんたの水飲み皿といっしょにしないでよね!こういうのは気分だって大事なんだから!」
提督「猫だからよくわか…」
満潮「例えば、これがすでに多摩さんに食われててボロボロのさんまならどうなの?」
提督「とってもよくわかりました」
満潮「そーいうこと」
提督「持ってきてくれたのはうれしいけどちょっと残念です」
満潮「でしょ?わかったなら次からは…」
提督「ん?ということは、満潮は嬉しいんですか?」
満潮「っ?!べ、別にうれしくなんかないから!上げ足とるなら帰ってよね!」
提督「わかりましたから、ぞうきん投げないでください!」
満潮「ったく、無駄に体力使ったじゃない…ん?」
満潮(あ、これ何気に私のすきな飲み物だ。まったく、気が利くんだか利かないんだか…)ハァ…
満潮「……………ありがと」
105Res/77.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20