【艦これ】艦天って略すとカロリー低い食材みたい 第二章【天華百剣】
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◆L6OaR8HKlk
[sage saga]
2018/06/12(火) 14:05:13.79 ID:dM7WlOBF0
( T)「失せろチンカス野郎。粗末なイチモツ引っこ抜いてケツにブッ刺すぞ」
腹にたっぷりの脂肪と無精ひげを蓄えた粗暴そうな男は、俺の胸倉を掴みあげて黄色い歯を剥き出しにする
臭い息に鼻を詰まらせていると、脇腹にヒヤリと冷たい『筒』が押し付けられた
「最初から金を払う気は無かったんだがよ……へへへ、気に障っちまったんで粗末な『イチモツ』を見せちまったじゃねえか」
時雨「殺す?」
「おーおー、勝気なお嬢ちゃんだ。お前みてーなガキを組み伏せて泣かせるのが好きでよぉ」
( T)「……」
こっちはここ数日、機嫌が悪いってのに。よりによってこんな下衆野郎に捕まるとは
それに一人だけじゃない。『ツレ』が何人か此方を伺っている。横目で確認すると、右手が『懐』に収まっていた
二階建ての料亭の窓際からも、ガス灯の明かりを反射する『金属』が覗いている。それも、一軒だけではなかった
( T)「……何が望みだ?」
時雨「嘘でしょ提督」
『最初から待ち構えていた』かのような布陣。いくらチンピラを十数人ボコボコにしたと言っても
連中がこれだけの為に何日も罠を張っていたとは到底思えなかった。まるで、この日を予知していたかのようだ
「へへっ、図体の割に気は小せぇようだな」
( T)「勘違いすんなよクソザコナメクジ」
「なんだと……?」
鍛え上げられた腹斜筋に、筒がグイイと捻じ込められる
この男は気づいてないのだろうか。俺に突き付けている『拳銃』が、大よその答えを教えていると
( T)「用があんのはテメーらの頭だ。余計な小芝居挟んでねえでサッサと案内しろ」
「……」
( T)「聴こえなかったか?耳まで脂肪が詰まってんのか?それとも、ようやく気付いたのか?」
「……ヒッ」
時雨「反応遅いね」
男の股座からジワリと血が滲む。拳銃を突き付けられる直前、時雨がクナイで鋭く『急所』を斬りつけたのだ
アドレナリンかエンドルフィンか何かは知らないが、指摘されて初めて痛みと喪失を感じたらしい
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