【艦これ】艦天って略すとカロリー低い食材みたい 第二章【天華百剣】
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74: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2018/06/12(火) 14:00:27.27 ID:dM7WlOBF0
和泉守兼定「……痴情の縺れか?」

( T)「そう見えるか?」


いずみーは険しい目つきで俺の服装や皴の無いベッドを確認し、首を振った


和泉守兼定「聞いたのだな?」

( T)「ああ。ご丁寧に重い話をしてくれたよクソッタレ」

和泉守兼定「……」


怒りっぽい彼女の事だ。頬の一発でも張り飛ばされる気でいたが、代わりに飛び出したのは


和泉守兼定「すまない」


謝罪だった


( T)「何が?」

和泉守兼定「本来ならば私達だけで話し合って解決すべき問題だ。だが、皆が皆、傷に触れるのを恐れ、今まで『なぁなぁ』にしてきたのだ」

和泉守兼定「不老の存在である私たちにとって、主の喪失は死よりも辛い。局長の痛みも理解できる」

( T)「……」

和泉守兼定「だが、愛刀である巫剣を、身を挺して守ろうとする主の気持ちも……同じく理解できる」

和泉守兼定「どちらが正しいという判断など、我々には下せない……だから、局長は貴様を頼ったのだろう」

( T)「……んなもん」

和泉守兼定「わかっている。外部の人間が下せる判断ではない事も。それでも局長は、『艦娘』を率いる『提督』という人物ならと、一縷の光に縋った」

和泉守兼定「どうか許して欲しい。局長の無礼と、我々の不甲斐なさを。士道不覚悟と仰るなら、ここで私が腹を切ろう」

( T)「アホか。お前が今すべきことは俺への謝罪じゃねーだろ」

和泉守兼定「……痛み入る」


いずみーは姿勢を正し、深く一礼をして虎徹の後を追った


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