【艦これ】艦天って略すとカロリー低い食材みたい 第二章【天華百剣】
1- 20
73: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2018/06/12(火) 13:58:08.90 ID:dM7WlOBF0
( T)「辛いことがあったのはわかったよ。でもそれを若に押し付けるのはお門違いだろ」

( T)「お前の要求はただの自己愛に基づくもんだ。生きろ?バカじゃねーのか。だったらあいつをめいじ館から追い出して、禍憑のいない場所で畑でも耕してもらえよ」

長曾根虎徹「違っ……!!」

( T)「違う?だったら若の生き方を、死に様を決め付けるような真似すんじゃねえよ。ガキでも、女みてーなナリでも、あいつはあいつなりに『男』になろうと足掻いてんだ」

長曾根虎徹「違う……俺、そんなつもりじゃ……」

( T)「それとも何か?『もう人が死ぬところは見たくない』とでも?よし、それじゃあこうしよう。お前は今すぐ御華見衆やめて、どっかの御曹司に娶って貰え」

( T)「禍憑も、攘夷志士もいない場所でヌクヌクと愛されながら生涯を終えろ。簡単さ、お前は乙女なんだろ?」


矢継ぎ早に繰り出そうとした次の言葉は、顔にぶち当たった『きんつば』によって遮られた
投げた本人は文字通り『虎』のような真っ赤で獰猛な怒りを露わに、俺を睨みつけ、そして


長曾根虎徹「あ……」


すぐさま、後悔の引き潮によって収まっていった


長曾根虎徹「ご、ごめ……ごめん……ッ!!」


縫いかけのマスクを放り投げ、部屋を飛び出す
廊下からは、偶然通りかかったであろう巫剣の驚いた声が響く。開け放しのドアから顔を覗かせたのは――――


和泉守兼定「……」

( T)「……よう」


腰の得物を、何時でも引き抜けるように手に掛けたいずみーだった


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
101Res/137.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice