【艦これ】艦天って略すとカロリー低い食材みたい 第二章【天華百剣】
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69: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2018/06/12(火) 13:52:30.30 ID:dM7WlOBF0
( T)「あ、あったぞ。ほれ」

長曾根虎徹「ほいよ……俺、こんなに深く斬り込んだか?」

( T)「いや、めいいっぱい力入れて手洗いしたら、ビリビリいった」

長曾根虎徹「思ってたより手間取りそうだな……」


洗濯機や洗浄力高めの洗剤がない時代だ。三種の神器と呼ばれた家電のありがたみが身に染みてわかる
虎徹は持ち込んだであろう裁縫箱を開くと、針と糸を取り出す
そして糸先をペロリと舐めた後、ハッと気づきバツの悪そうな顔で俺を見上げた


長曾根虎徹「い、嫌だったら言ってくれ」

( T)「気にしねえし気にすんな。ゲロ吐きかけられた仲だろ?」

長曾根虎徹「根に持つな旦那は……」


今度は膨れたような表情をして、針穴に糸を通す
ジッと裁縫の姿を見続けるのもなんかキモい奴に思われそうなので、自前の携帯灰皿缶を窓辺に置き一服を始めた


( T)「どういう風の吹き回しだ?まさか、この時になるまで決心が着かなかったなんて言わないよな?」

長曾根虎徹「ぐ……察しろよ。そんで口に出すなよ……」

( T)「口の減らねえ小心者なんでな、大目に見てくれ」

長曾根虎徹「親から『一言多い』と言われたことは?」

( T)「ガキの頃はゲンコと一緒にありがたく頂戴してたよ。今も副官からしょっちゅう言われる」

長曾根虎徹「ハハ、親も部下も気苦労が絶えなさそうだ」

( T)「憎まれっ子、世に憚るっつーだろ?」

長曾根虎徹「口は災いの元とも言うぜ?」

( T)「おっと、一本取られちまった」


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