7:名無しNIPPER[saga]
2018/06/12(火) 02:35:36.80 ID:420CtvZa0
伊織 「あら、小鳥。出迎えなんていい心掛けじゃない♪」
にひひ♪とこちらへ笑いかけていたのは、やっぱり伊織ちゃんでした。うんうん、あんな可愛らしい声を、私が聞き違えるなんてあり得ないもの♪
小鳥 「おかえり、伊織ちゃん。随分早く終わったのね」
伊織 「フッフーン♪ このスーパーアイドル伊織ちゃんにかかれば、あれくらいの仕事はオチャノコサイサイよ。トントン拍子に進んだわ」
予定では確か、あと一時間くらいはかかるはずだと思ったけど……そんな疑問が顔に出てたんでしょうね、伊織ちゃんは胸を張って答えてくれました。
小鳥 「うふふ、さすが伊織ちゃんね。何か冷たいものでも飲む?」
伊織 「……大丈夫よ、それくらい自分でやるから。それより、ちゃっちゃとその仕事片付けちゃいなさいよ!」
ちょっとだけぶっきらぼうな言い方に聞こえちゃうかもしれませんけど、視線が一瞬机の上に向かったのを見逃したりは致しません。私、これでも結構目敏いんですよ!
小鳥 「えぇ、わかったわ♪」
伊織 「……じゃあ、頑張りなさいね」
そう言ってくれた伊織ちゃんは、足早に冷蔵庫の方へと向かいました──ほんのり染まったかわいいほっぺを隠すように。
私は私で、その心配りが嬉しくて、つい口元が緩んじゃうの止められません。これはちょっと〜、他所様にはお見せできないんですけれど〜……まぁ、ここは事務所内ですからね、良しとしときましょう!
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