琴葉「プリンセスのPはプロデューサーのP」
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14: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/10(日) 23:59:30.67 ID:ci7A34oE0
彼にとっての人生における喜びはひどく限られている。
天海春香の作ってきてくれたお菓子と、佐竹美奈子の作ってきてくれた中華料理と、豊川風花の胸と、
如月千早の歌と、最上静香の作ったうどんと、三浦あずさの胸と、
田中琴葉の喜ぶ顔と、周防桃子の安らいだ顔と、四条貴音の尻と、
双海姉妹との遊びと、七尾百合子の恥ずかしがる顔と、篠宮可憐の胸と尻ぐらいだ。

手塩にかけたアイドルたちに、手作りの料理と精一杯の気持ちでねぎらわれる。
それが至上の喜びでないのなら、それは彼自身を否定するようなものだろう。

だから、だろう。
彼はそこかしこで囁かれている言葉は一切聞こえていなかった。

「……内府殿。準備は」
「ええ。滞りなく。……進めているのですよ」
「盗聴器とカメラは?」
「すでに萩原組の伝手で」
「取り付けの手筈は整ってます」
「流石」

当然、最も付き合いが長く、最も信頼している少女を疑うこともない。

「プロデューサーさん!ケーキですよ!ケーキ!」
「おお、こりゃ美味そうだなあ」

増してや、その彼女が作ったケーキに、睡眠薬が仕込まれてるなどと。



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