3: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/09(土) 09:12:24.63 ID:92nMLp/t0
「まーかせてください。バッチリ抜かりはありませんよ」
「というと?」
「ラジオと言ってもウェブラジオ。
動いてる環の魅力なら、俺だって重々承知のうえですとも!」
自信満々、鼻高々、まるで娘を自慢する父親のようなその姿が、
良く知っている男の人と重なって見えたものですから。
「……ふふ、プロデューサーさんって、良いお父さんになれそうな人ですよね」
つい口走ってしまった言葉を受けて、彼の目は大きく見開かれたのでした。
……傍で聞いていた環ちゃんが首を傾げて尋ねます。
「おやぶんは良いおとーさんになるの?」
「いやぁ、そういう予定は――」
ですが彼女は、歯切れの悪いプロデューサーさんの言葉も終わらないうちにくるりと私の方を振り返って。
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