渋谷凛「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」
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3:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 01:13:44.76 ID:I88sbQdx0
聞いたところによるとプロデューサーは大学生らしかった。いわゆるアルバイト。
正直どうなんだろうって思うところはあったけど、まだどんな人かも分かってないのに否定するのもいけないな、って考えて、出て来たのが
「まあ、悪くないかな」
…言ってすぐに後悔した。
取り繕うみたいに
「私は渋谷凛。よろしくね」
なんて言ってみたけど、プロデューサーはどう思ってたんだろう。もう一回会えたら、恥ずかしい過去を掘り起こしたくない気もするけど、やっぱり訊いてみたい。
「まだ事務所も小さいし、プロデューサーって言ってもやることはマネージャーに近くなる。つまり、渋谷の世話係だな」
プロデューサーは自分の仕事を、そう説明してくれた。
「あとは、多少は営業で仕事を取って来たりな」
「…それだけ?」
「だから暇なら誰でも出来る。そうじゃなきゃ大学生なんて雇われない」
「ふーん」
そんなもんか、と納得したような、しないようなで私は頷いた覚えがある。今考えれば、いろいろおかしいところはあったんだけど。
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