242:1[saga]
2018/06/11(月) 23:46:46.59 ID:I+t0YjPI0
岡部「まゆりよ。お前の痛みは、想像を絶するものだ。だから俺はもはや、お前が死ぬのを止めはしない。むろん俺を殺すこともな」
岡部「だが、ひとつだけ頼みがある。聞いてくれるか?」
243:1[saga]
2018/06/11(月) 23:48:44.55 ID:I+t0YjPI0
まゆり「あはははは!」
まゆり「そんなこと、信じろっていうのオカリン?まゆしぃに?あっはははは!」
244:1[saga]
2018/06/11(月) 23:50:13.87 ID:I+t0YjPI0
岡部「ああ。必ず帰ってくる」
まゆり「……」
245:1[saga]
2018/06/11(月) 23:52:07.23 ID:I+t0YjPI0
岡部「なっ!なぜお前が俺の白衣を持っている!?」
まゆり「ラボにあったの、ナイショでもってかえっちゃったのです。ごめんね、オカリン?」
246:1[saga]
2018/06/11(月) 23:56:40.77 ID:I+t0YjPI0
まゆり。
まゆ、り、
247:1[saga]
2018/06/11(月) 23:59:27.32 ID:I+t0YjPI0
秋葉原某所――――
鈴羽「おじさん!」
248:1[saga]
2018/06/12(火) 00:02:24.26 ID:5fxE77DU0
岡部「お前が一手に引き受けるのはリスクが高すぎる。別の方法を考えよう」
鈴羽「……おじさん」
249:1[saga]
2018/06/12(火) 00:08:48.67 ID:5fxE77DU0
鈴羽「おじさんはあたしのこと、信じてくれてる?」
岡部「も、もちろんだ。俺はお前に全幅の信頼を置いて」
250:1[saga]
2018/06/12(火) 00:10:50.78 ID:5fxE77DU0
鈴羽の迫真の説得に、思わずたじろぐ。
つまり鈴羽の意味するところは――――局面において、自分を見捨てろ。
251:1[saga]
2018/06/12(火) 00:12:50.90 ID:5fxE77DU0
まゆりを助ける。
そのためだけに俺は、幾多の人々の願いを断ち切った。
だが、そのためMr.ブラウンや萌郁にまゆり、そして紅莉栖の命が助かった。
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