及川雫「雨が隠してくれるから」
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7: ◆twOYNJxMJs[saga]
2018/06/03(日) 14:32:03.60 ID:3p6XmkjM0
―Pの家―

P「はぁ……はぁ……何とか家に辿り着いた……」

雫「でも、全部びしょびしょになっちゃいましたねー……」

雫が服の裾を絞りながら苦笑いをする。
結局、雨宿りはできそうなところは見つからなかったため、雫を家に連れてきてしまった。

P「雫は先にシャワーを浴びてきな。その間にタオルや着替えを探しておくから」

雫「分かりましたー。ところでプロデューサーさんは何で家の中に入ってからずっと上を向いているんですかー?」

P「あ、ああ! 水が耳の中に入っちゃってね、俺の事はいいから早くシャワーに入ってきなさい」

雫「はーい」

脱衣所の扉が閉まる音を確認すると、俺は上に向けていた首を下ろした。

P「行ったか……流石にあの姿の雫は刺激が強すぎるって……」

雫には黙っていたが首を上に向けていたのは耳に水が入っていたからではない。
雨水を吸った雫の衣服が彼女にぴったりと張り付き、雫のボディラインを惜しげもなく強調していたからである。

P「グラビアとかで水着姿には馴れていたはずだったんだけどな……とにかく、着替えを用意しないと」

タオルで身体をさっと拭き、雫が着れそうな服を探し始める。

P「こっちもボロボロだな……」

雨水をふんだんに吸った鞄から出てきたのは雫に渡すはずだったプレゼント。
お店で綺麗に包んでもらった包装紙は破れ、リボンも解けてしまっていた。

P「寒い……俺も早く着替えないとな」

鞄の中身は適当にテーブルに置き、服探しに戻ることにした。



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