及川雫「雨が隠してくれるから」
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10: ◆twOYNJxMJs[saga]
2018/06/03(日) 14:35:32.64 ID:3p6XmkjM0
P「なるほど……」

雫の作ってくれたホットミルクに暖まりながら窓の外を見る。
家に着いた時よりも雨はさらに激しくなっており、窓ガラスに打ち付けられた雨音が家の中にも届いていた。

雫「雨、やみませんねー……」

P「この雨だと外に出るのは危険だな」

雫「そうですねー……牛さんたちも外でのんびりできませんねー」

P「やっぱり雨だと牧場の仕事も大変?」

雫「確かに、雨が降ると大変ですけどー……でも私、雨は嫌いじゃないですよー」

P「意外だな、雫は雨が嫌いだと思っていたけど」

雫「そんなことないですよー! お日様も大事ですけど、雨が降らないと作物は育ちませんからねー。もちろんずっと雨だと困っちゃいますけどー……」

P「確かにバランスは大事だ。でもまぁ、雨の日は家でゆっくりするに限るよ」

雫「こうやって雨の日にお家でのんびりしていると両親の事を思い出しますねー。お母さんが入れたお茶を飲んでお父さんが笑っていてー……とっても仲良し夫婦なんですよー」

P「はは、それだとホットミルクを入れた雫がお母さんで……」

雫「それを飲んで笑っているプロデューサーさんがお父さんでー……」

P・雫「「………」」

雫「まるで夫婦みたいですねー///」

P「そ、そうだな……」

雫の夫婦発言にお互い顔が赤くなってしまう。
しばらくの間、雫の顔を見ることができなかった。



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