提督「時雨、梅雨、雨、かたつむり」
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5:名無しNIPPER[saga]
2018/05/30(水) 15:34:58.39 ID:OsyhJzOS0
朝潮ちゃんは声を聞いた。それは「朝潮ちゃん!」と聞こえた。

後ろを振り向く。誰もいない。上を見上げた。シャンデリア。鏡を覗き見る。朝潮ちゃん。スカートの中に顔を突っ込む。謎の光。

室内には誰もいない。そして、室外は存在しない。なので、誰も朝潮ちゃんを呼んでいなかったと結論付けられる。

関心を失した朝潮ちゃんは、すぐに朝潮ちゃんらしい仕方で寛ぎ始めた。

まさに朝潮ちゃんがいるお部屋という様相を呈してきた頃合い、再び声を聞いた。「朝潮ちゃん!」と変わらずに聞こえた。

朝潮ちゃんは己が幻聴しているのかと疑ったが、思い直した。


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