8: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/05/29(火) 23:36:10.09 ID:OrKBncO/0
そんなある日、僕は不意に部屋の中からあるものが無くなっていることに気づいた
机の上の瓶の中、たくさん入っていたはずの薬がすべて消えてなくなっていたのだ
そうこれは、僕が『派遣魔法』によって薬を異世界に送り出したという紛れもない証拠だ
僕は、まず魔力を引き出す術を身に着けるべく禅を組んでいたはずだったが
僕の有能性が、一足跳びに『派遣魔法』を発動させるに至っていたというわけだ
そこで一つの疑問が生じる、魔法を発動させるには当然のことながら魔力が必要となる
僕は、無意識のうちに魔力を消費したということだろうか
いや、そんなはずはない
僕は、確かに魔力を感じ、主体性をもって消費しているはずだ
ならば、答えは一つ
精神が高まった時、僕は自身の胸がポカポカと温かく感じた
そこから鑑みるに、魔力とは熱エネルギーそのものであるということだ
魔力と魔法を同時に手にした僕は、修行を次の段階へと移行する
すなわち、小粒の薬よりはるかに大きく、かつ複雑な構造をもった人体を異世界に送り出すために
僕の開発した派遣魔法を、より深く理解する必要があったのだ
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