ファンとのふれあい! 脇山珠美編
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5: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/05/29(火) 23:13:06.78 ID:X1ZFxUTf0
だが彼の予想に反して、脇山珠美のデビューは

トントン拍子に決定した。

彼は驚きながらも、妙に納得するところがあった。
以下略 AAS



6: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/05/29(火) 23:13:39.13 ID:X1ZFxUTf0
デビューの予定が定まったとなると、彼は一層、

脇山珠美の才が惜しくなった。

彼女はアイドルになる決めた時から、道場に顔を出す頻度が下がった。
以下略 AAS



7: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/05/29(火) 23:14:19.92 ID:X1ZFxUTf0
彼は脇山珠美に、“アイドルになるのをやめてくれ”と頼んだ。

彼女が剣のみに生きてくれるなら、いずれ道場を譲ってもよいとさえ思った。

雇ってもらえるよう各大学に土下座しても構わない。
以下略 AAS



8: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/05/29(火) 23:14:59.78 ID:X1ZFxUTf0
道場の、立て付けの悪い戸が開く。

脇山珠美がやってきた。

きたな。彼は言った。
以下略 AAS



9: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/05/29(火) 23:15:50.10 ID:X1ZFxUTf0
彼は驚いた。

大上段は、振り上げの動作を先取りするため攻撃に移りやすい。

その一方で、面と胴が完全に空く。
以下略 AAS



10: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/05/29(火) 23:16:30.70 ID:X1ZFxUTf0
脇山珠美が踏み込み、振り下ろす。

彼は受け止めた。

そして驚愕する。
以下略 AAS



11: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/05/29(火) 23:17:04.42 ID:X1ZFxUTf0
それに合わせるように、脇山珠美が動く。

左からの胴。

これも防ぐ。だが、彼は腕に痺れを覚えた。
以下略 AAS



12: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/05/29(火) 23:17:40.30 ID:X1ZFxUTf0
次に繰り出されたのは、裏からの払い。

彼はやや下がり、竹刀を合わせる。

小手を狙われていた。
以下略 AAS



13: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/05/29(火) 23:18:53.08 ID:X1ZFxUTf0
こんなことは初めてだった。

一方の脇山珠美は、呼吸も構えも全く乱れていない。

養成所でのレッスン。
以下略 AAS



14: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/05/29(火) 23:19:43.02 ID:X1ZFxUTf0
いくのか。彼は道場の中心で仰向けになり、肩で息をしながら言った。

いってきます。彼女は戸を静かに開き、道場から去った。

実に、良い笑顔だった。
以下略 AAS



15: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/05/29(火) 23:20:20.98 ID:X1ZFxUTf0
アイドルになれば剣道が強くなるのだろうか。

俺も強くなりたい、と彼は呟いた。

すると、戸が開いた。
以下略 AAS



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