7: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/05/29(火) 23:14:19.92 ID:X1ZFxUTf0
彼は脇山珠美に、“アイドルになるのをやめてくれ”と頼んだ。
彼女が剣のみに生きてくれるなら、いずれ道場を譲ってもよいとさえ思った。
雇ってもらえるよう各大学に土下座しても構わない。
それも無理なら、一生かけて彼女を養うつもりだった。
だが、彼女の意志は固かった。
彼女は脇山珠美だから。
彼は断られるのは予想していた。
なので、“自分から一本を取れたら、アイドルになってもいい”と言った。
とんでもない横暴。パワーハラスメントの極み。
これしか策が思いつかなった。
彼は一度も、脇山珠美に負けたことはない。
彼女に才があるとはいえ、体格で大きく優っているし、
なにより経験が違う。
だが、脇山珠美はその条件を飲んだ。
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