1:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:46:01.70 ID:zxQaHTwG0
綾瀬穂乃香ちゃんのSSです。
Pドルものですので苦手な方はご注意ください。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:46:31.57 ID:zxQaHTwG0
―――――ある日のスタジオ
カメラマン「撮影おつかれさま」
穂乃香「おつかれさまでした」
3:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:47:05.72 ID:zxQaHTwG0
穂乃香「(私のプロデューサーさんは、寡黙だけど、とても優しい人)
穂乃香「(そして、私をアイドルという世界へ導いてくれた、大切な人……)」
P「どうした、綾瀬。俺の顔をじっと見て」
4:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:47:45.42 ID:zxQaHTwG0
穂乃香「(私のことを苗字で呼ぶプロデューサーですが、一度だけ名前で呼んでくれたことがありました)」
穂乃香「(あれは、私が初めてライブに出た日のこと……)」
5:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:48:54.53 ID:zxQaHTwG0
穂乃香「(ステージの上に立つまで、あと数分もない)」
穂乃香「(今まで重ねてきたレッスンのことが、何も思い出せない)」
穂乃香「(アイドルとしての初舞台なのに、私は……!)」
6:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:50:18.91 ID:zxQaHTwG0
―――――
穂乃香「(あの時、穂乃香と呼んでくれたことを私は今でも覚えてます)」
穂乃香「(そして、あの時から私はプロデューサーさんのことを……)」
7:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:52:17.34 ID:zxQaHTwG0
―――――その日の夜
穂乃香「(まさか、プロデューサーさんが私のことを名前で呼んでくれたのを忘れていたなんて……)」
8:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:52:49.67 ID:zxQaHTwG0
―――――翌日
P「おはよう」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:53:37.65 ID:zxQaHTwG0
「いいえ、何もついていませんよ」
P「そうか。じゃあどうしてそんなに見つめるんだ?俺の顔なんか見ても面白みがないだろう」
穂乃香「そんなことはないですよ!とっても素敵な顔だと、私は思います」
10:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:54:27.89 ID:zxQaHTwG0
―――――数日後
P「(あれから数日が経ったが、相変わらず綾瀬は妙に距離を詰めてくる)」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:56:30.31 ID:zxQaHTwG0
―――
P「更にこの前は駅までの帰り道で……」
―――
12:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:57:26.29 ID:zxQaHTwG0
―――
P「(あの日は駅に着くまで終始ご満悦の綾瀬に抱き着かれていたな)」
P「(85cmあるバストの感触が今も……って何を考えているんだ俺は)」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:57:54.68 ID:zxQaHTwG0
ちひろ「不自然、ですか」
P「はい、急に体に触れてくることも多くて……俺、何かしちゃったのかな……」
ちひろ「穂乃香ちゃんはきっと、プロデューサーさんに何か伝えたいことがあってそういった行動をしているのでは?」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:58:22.38 ID:zxQaHTwG0
―――――その日の夜
穂乃香「プロデューサーさん、こんな時間に呼び出してどうされました?」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:59:05.34 ID:zxQaHTwG0
P「……手を、握ったんだったよな」
穂乃香「……えっ?」
P「いや、すっかり失念していた。綾瀬は俺にそれを思い出そうと、意図的にボディタッチをしていたんだよな」
16:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 21:59:48.33 ID:zxQaHTwG0
穂乃香「全然、違いますよ……プロデューサーさんのバカ……」
P「……」
穂乃香「私はただ、あなたに名前を呼んでほしくて……」
17:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 22:00:37.53 ID:zxQaHTwG0
P「……そういうことだったのか」
穂乃香「すみません、私ったら勢いに任せてひどいことを……」
P「いや、いいんだ。綾瀬の……穂乃香の気持ちを考えてなかった俺が悪かった」
18:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 22:01:19.48 ID:zxQaHTwG0
穂乃香「私は、あの時プロデューサーさんに名前で呼ばれるようになってから、プロデューサーさんのことを、指導者ではなく、もっと近い存在として感じるようになって……」
穂乃香「段々とプロデューサーさんに対する気持ちが強くなっていったんです」
穂乃香「でも、プロデューサーさんは私のこと、一人のアイドルとして見ていないと思ってたので、この気持ちは心に留めておかないといけないって思ってました」
19:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 22:01:53.24 ID:zxQaHTwG0
P「……いい笑顔だ」
穂乃香「ありがとうございます。……ちょっぴり照れちゃいますね」
P「呼び方一つでそんなに変わるものなのか」
20:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 22:02:23.91 ID:zxQaHTwG0
―――――数日後
穂乃香「レッスン、終わりました」ガチャ
21:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/29(火) 22:03:08.13 ID:zxQaHTwG0
穂乃香「これからも、末永くよろしくお願いします!」
おしまい
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