【たぬき】城ヶ崎美嘉「腹ぺこ悪魔とまんぷく小悪魔」
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40: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/29(火) 03:05:55.42 ID:EFGwLI3E0


「不思議って?」
「ほら私、お料理が好きじゃないですか。寮でもみんなにご飯を作ったりしてて」

 実際、寮組の羨ましいとこだったりする。
 毎日響子ちゃんの料理が食べられるとか、それなんてご褒美? って感じじゃん。
 この子と結婚できる男の人は幸せなんだろうなー。

「それで、誰が何を好きなのかとか覚えてたりして……ふふっ。
 人間もそうじゃない子も、みんなハンバーグは好きなんだなぁって」
「あはは。寮にも色々いるもんねー」


「でも、たまに考えるんです。私の料理でカバーしきれるのかな、とか」
「? どういう意味?」

「えっと……勝手な想像なんですけど、人じゃない子には他のもっと好きなものがあるかもって。
 たぬきさんはたぬきさんのもっと好きなものがあって、私はまだそれを知らないのかも……とか」

 いつも一生懸命で、特にお料理とか家事のことにはいつもマジな響子ちゃんらしい考えだ。
 ……って言っても、人外がみんなそんなに特別なものを食べてるわけじゃないと思う。

 アタシが知ってるたぬきは実際、馬刺しとか辛子蓮根とか、和菓子とか好きだったりするし。

 ん〜……まあ、でも。

「確かに、あるかもね。あ、普段のご飯が不満ってことじゃなくてね?」




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