9: ◆u2ReYOnfZaUs[sage]
2018/05/28(月) 18:45:52.32 ID:eC2l/XLI0
向井拓海は携帯電話で誰かと話しているようだった。
だからワゴンの接近に気づかなかっただろう。
彼は身体中から急速に水分が失われていくように感じた。
つばを飲み込もうとするが、喉が痛むだけだ。
肌の黒い男がゆっくりとドアを開いて、
向井拓海を背後から羽交い締めにした。
そして、ワゴンの中に彼女を引きずり込もうとした。
彼は両手で顔を覆った。
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