【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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939: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2019/03/02(土) 22:41:52.79 ID:d4D1O6AS0
カチューシャ「それでも、みほはまた戦車道をやるわ」
ノンナ「どうしてそう思うのですか?」
カチューシャ「だってエリカは戦車道が大好きだったんだから。なら、あの子もきっと燻ったまま消えるつもりなんて無いわ」
カチューシャは知っている。エリカが本気で戦車道に人生を懸けていた事を。
彼女を知っている人から、彼女の家族から、聞いたから。
カチューシャは知ってしまった。エリカの友達がエリカの事を本当に大切に思っていた事を。
それこそ、自分を捨ててしまうほどに。
だから、
カチューシャ「だから、私があの子の敵になる。私を恨んで仇を討とうとしてくれるのならそれでいい。そうでないのなら」
それは、あまりにも悲痛な決意だった。
背負う必要のない覚悟で、ともすれば自分勝手なまでに。
カチューシャ「せめて、『みほ』を取り戻させたい。どんな手を使ってでも、それで恨まれても。それが……私が『あの子』にできる償いだから」
それでも、そうする事でしかカチューシャは立ち上がることが出来なかった。
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