【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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861: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2019/02/16(土) 22:02:19.26 ID:S0bhx1iI0





学校裏の林に戻ってきたのは11時をいくらか過ぎた頃だった。


小梅「戦車しまってきちゃうんで先に帰っててください。風邪、ひかないように」


赤星さんの気遣いをありがたく受け、私は一人U号から降りる。

そして、ハッチから顔を出してる赤星さんに向き直る。


みほ「赤星さん、ありがとう。私、あなたのおかげで大事なことがわかった」


そう。大事なこと。きっと、赤星さんが今日私を呼んでくれなければ気づけなかった事。

部屋にこもっていたらきっと見つけられなかった事。


みほ「まだ、それを言葉には出来ないけど……ちゃんと、考えようと思う。これからの事を」


そう言って赤星さんに向けて口角を上げる。

赤星さんは感極まったように口元をおさえると、目元をそっと拭って笑いかけてくる。


小梅「っ……はい。急がなくていいですから、ゆっくりでいいですから。私も、一緒に考えますから」

みほ「赤星さん……またね」

小梅「はいっ!!またっ!!」


嬉しそうに手を振る赤星さんに背を向け、私は校門へと歩いていった。

私の顔から、表情は消え去っていた。




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