【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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740: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/12/29(土) 23:04:47.87 ID:Fz/0tnfx0


みほ「エリカさんは気にしぃだね」

エリカ「あなたが無神経すぎるのよ……」


エリカさんは私たちに対しては強気で嫌味っぽいのに、お姉ちゃんにはどうも恭しいというかへりくだった感じで対応する。

憧れの人という本人談を思えば当然なのかもしれないがそれにしたって格差がありすぎじゃないか。

その憧れの人の妹である私にももうちょっと辺りを柔らかくしても良いんじゃないか。などと思っていると、お姉ちゃんが思いついたように小さく挙手をする。


まほ「あ、せっかくだから私も交じっていいか?」

エリカ「え?」

みほ「お姉ちゃんも記念写真一緒に撮りたいの?」


意外。こういうのあんまりやりたがるイメージ無いのに。

妹の私がそう思うぐらいなのだから当然エリカさんも驚きを隠せてない様子だ。


まほ「今日という日が大事な日だと思っているからな。ちょっとぐらい良いだろ」

エリカ「は、はぁ……」

まほ「……ダメ?」


小首をかしげ、エリカさんを見つめる。

驚愕の光景に私は声を出すことが出来ない。

いや、嘘……お姉ちゃんがあんなぶりっ子って……


エリカ「い、いえ!?良いですよ!!私も、一緒に撮りたいです!!」


再びの驚愕はもちろんエリカさんも同じようで、けれども問いかけられた本人であるため両手をパタパタと振って許可の意を示す。


まほ「じゃあ決まりね」

みほ「……なんか強引」


どことなく得意げに鼻を鳴らすお姉ちゃんに、不満というか納得できないものを覚えるものの、ちいさく表現するにとどめる。


まほ「いいだろ別に」


耳ざといお姉ちゃんはそれに唇を尖らせる。これもまた妹である私からしても驚きの事態で、エリカさんもまた―――


小梅「みほさん、持ってきました」


3度目の衝撃は赤星さんのインターセプトで止められた。

いつの間にかお姉ちゃんも加わっている様子に疑問を感じているようで、その視線は私とエリカさんとお姉ちゃんを繰り返し見つめている。

まぁ、準備が出来たのならさっさとやってしまおう。

私は戸惑う赤星さんに笑顔を向ける。


みほ「ありがと。それじゃあ、記念写真撮ろっか」

小梅「……え?」




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