【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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718: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/12/23(日) 23:18:25.79 ID:8Wy7TEBX0


みほ「私は、誰かの期待を背負えるような人間じゃないって思ってた」


エリカさんは、振り向かない。


みほ「期待されて、それに応えられずに失望されるのが怖くて仕方なかった」


銀髪が風に揺らいで、光の粒子をまき散らす。


みほ「なのに期待するのも怖くて、だからホントは一人でいる方が安心してて、そのくせ周りはわかってくれないだなんて思ってて……

   自分勝手で、ワガママで、卑怯だった」


かつての私は、酷く、醜い存在だった。

誰かの優しさに縋ろうとするばかりで誰かには優しくするフリしかしてなかった。


みほ「でもね、貴女は私に怒ってくれた。私の事なんか知らないくせに、知らないから怒ってくれた」

エリカ「……言ったでしょ?あなたの事が嫌いで、ムカついたから引っぱたいて好き勝手言っただけよ」


振り向かないまま、エリカさんは話す。

そんな事が嬉しくて、声がはずんでしまう。


みほ「知ってるよ。でも、それをどう思うかは私の勝手」


だから、私も好き勝手言おうと思う。

勝手な好意を、勝手な感謝を、言葉にしようと思う。

貴女の勝手に私が勝手に救われたように。




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