【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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671: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/12/08(土) 20:23:53.20 ID:cnbhVROG0





小梅「……え?私、決勝出られるんですか?」


先日のサンダースとの準決勝を終え、決勝まで残り二週間を切ったある日の昼下がり。

少し早めに練習場へと向かおうとテクテク歩いてた私は「あ、みつけた。ちょっと来て」といきなり現れたエリカさんに空き教室へと引きずり込まれた。

何の用か尋ねようと私が口を開く前にエリカさんから一言。


『あなた、決勝出られるわよ』


そして先ほどのセリフに繋がる。

我ながら素っ頓狂な声が出たものだと思う。

しかしながらそれだけ目の前のエリカさんの言葉は衝撃というか、いきなり膝カックンをされたかのような脱力感を私に与えた。


小梅「え……え?出られるの決勝?」

エリカ「なんで体言止め?出られるわよ決勝。装填手としてね。良かったわね」

小梅「いや良かったわねってあなた……なんでいきなり……あの、決勝のオーダーってまだ発表されてないですよね?」

エリカ「たぶん今日の練習終わりに発表されると思うわよ?」


つまりはまだ秘匿情報のはず。

だというのに目の前のエリカさんは何の後ろめたさもなく、きょとんとした表情感じで可愛らしく小首をかしげている。


小梅「……まずなんでエリカさんがそれを知ってるんですか?」

エリカ「みほが言ってたのよ」

小梅「秘匿義務!」


全力の情報漏洩とか何をやってるんですかあの副隊長は。


小梅「あの!!みほさんがそういうちょっと緩いところがあるのは知ってるでしょ!?叱ってくださいよ!!」

エリカ「別に私はあの子のお母さんじゃないし……それに」



エリカ「早く教えてあげたかったのよ。みほも、私も」





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