6:名無しNIPPER[saga]
2018/05/27(日) 22:25:27.68 ID:XZfyulsZ0
俺は星空から視線を戻して、前を向く。
いつの間にか、俺たちは通いなれた学校にたどり着いていた。
静かなものだ。俺たちはいつも早めに学校に着く。クラスではいつも一番に教室についていた。
教師はいつも俺たちを真面目だと褒める。
真面目なわけではない。俺はただ妹と一緒にいたくて、そして家には居たくないだけだ。
ただ、真面目だと思ってもらえるのは得なことだから、否定はしないでおく。
それに、妹は本当に真面目だ。
学校に入ったら、妹とは離れ離れにならなくてはなからない。
それを憂鬱に感じながら、俺は閉じられた校門をよじ登っていく。
今日もまた、退屈な今日が始まる。
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